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思い出のタマゴ
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小さな村の働き者のおじいさんは 毎日一生懸命働きます。 「昔のおいらはすごかった〜♪ こんな畑、らくらく耕せる〜♪ 今もだけどね〜♪」 毎日、一生懸命働くおじいさんは ぐっすり眠ります。 ある日を境に 夢の中で、 ニワトリを飼っている少年に出会うようになりました。 毎回見るニワトリに興味を持った おじいさんは エサをあげようとしても ニワトリは見向きもしません。 それを見ていた飼い主の少年は言いました。 『想い出を食べるんだよ♪このニワトリ♪』 「???」 おじいさんは最初意味が分かりませんでしたが、 ニワトリに自分の想い出を話始めました。 すると、ニワトリは話を聞くにつれてどんどん大きくなります。 そして ポンっとタマゴを生みました。 「おじいさんの想い出のタマゴ♪」 少年はニコっと笑って言いました。 次の日の朝、おじいさんは起きると ビックリ!お腹の上にタマゴがあります。 「このタマゴは、想い出で成長したニワトリのタマゴ♪ どんな雛が生まれるんだろう♪」 それから 来日も来る日も…働き者のおじいさんずっとベットの中で タマゴを温め続けました。 けれど いっこうにタマゴは、かえりません…。 「なんでだ?わしの想い出のタマゴ…」 またまた夢の中、 おじいさんは再び少年に会いました。 「わしの想い出のタマゴは雛にならないぞ!」 おじいさんは少年言いました。 それを聞いて少年はキョトンとした瞳で言いました。 「想い出は温めるだけ。成長はしないよ♪だってそうでしょ?」 |