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幸せの一部
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昔々 大きな街には
ノッポなパン屋さんがいました。 とってもパン作りの名人です。 いつも売り切れ、とても人気のパン屋さん。 食べるとみんな嬉しい顔になります。 『嬉しいな♪ 美味しいって顔が どんどんどんどん広がっていくよ♪』 ある日、店を閉めて… 夕食のためのパンを持って、 外に出ると… とってもお腹が空いている人がいました。 ノッポなパン屋さん。 すぐにニコッとパンをあげました。 「これはあなたの夕飯のためのものでは?」 とってもお腹が空いている人は言いました。 ノッポなパン屋さん。 ニコッと言いました。 『他の人はどうかは分からない…。 だけど、おいらは自分のために 毎日生きている。 自分の幸せを毎日考えている。 だから、食べて欲しいんだよ。 あなたの美味しい顔は おいらの幸せの一部なんだよ。』 とってもお腹が空いている人も ニッコリ。 パンをとっても美味しそうに食べました。 『嬉しいな♪ 美味しいって顔が どんどんどんどん広がっていくよ♪』 |