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隣の魔法使い




 昔々、大きな街には、  とても恥ずかしがり屋な踊り子がいました。
 恥ずかしがり屋な踊り子は、
 人前では、ぶるぶる震えてうまく踊れません。
 
 「誰か、魔法をかけてくれないかしら…。
 人前で踊れる魔法…。」
 
 ある日、心配した隣の家のおじいさんが、
 踊り子に言いました。
 
 『ワシが、お前さんに魔法をかけてあげよう♪』
 
 踊り子はビックリ!隣の家のおじいさんが魔法使いだなんて!
 
 「ほんとに?」
 
 『ああ♪☆☆☆☆☆♪』
 
 おじいさんは何やら呪文を唱えて
 踊り子に赤いリボンを渡しました。
 
 『もう、大丈夫♪』
 
 おじいさんは笑ってパイプをプカプカ。
 
 その日の舞台。
 踊り子は魔法のお陰で誰よりもうまく踊れました。
 次の日も、そして次の日も…。
 
 街一番の踊り子は、
 おじいさんにたずねました。
 
 「おじいさんの魔法はすごいわ♪
 魔法のお蔭で街一番だもん。
 誰にでもその魔法はかけられるのかしら?」
 
 『「きっかけ」という魔法だからね♪』
 
 おじいさんは笑ってパイプをプカプカ。