☆ back ☆
隣の魔法使い
|
昔々、大きな街には、
とても恥ずかしがり屋な踊り子がいました。 恥ずかしがり屋な踊り子は、 人前では、ぶるぶる震えてうまく踊れません。 「誰か、魔法をかけてくれないかしら…。 人前で踊れる魔法…。」 ある日、心配した隣の家のおじいさんが、 踊り子に言いました。 『ワシが、お前さんに魔法をかけてあげよう♪』 踊り子はビックリ!隣の家のおじいさんが魔法使いだなんて! 「ほんとに?」 『ああ♪☆☆☆☆☆♪』 おじいさんは何やら呪文を唱えて 踊り子に赤いリボンを渡しました。 『もう、大丈夫♪』 おじいさんは笑ってパイプをプカプカ。 その日の舞台。 踊り子は魔法のお陰で誰よりもうまく踊れました。 次の日も、そして次の日も…。 街一番の踊り子は、 おじいさんにたずねました。 「おじいさんの魔法はすごいわ♪ 魔法のお蔭で街一番だもん。 誰にでもその魔法はかけられるのかしら?」 『「きっかけ」という魔法だからね♪』 おじいさんは笑ってパイプをプカプカ。 |